水墨画同好会(特記) |
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水墨画同好会 鈴木信孝 | |||||||||
水墨画を描いてみませんか | |||||||||
西ノ洲会の皆さん、水墨画というのをご存じと承知していますが、描いてみたいと思ったことはありませんか。 是非という方に、参考までに水墨画について一端を述べてみたいと思います。 墨のみで描いた絵を墨画、または墨絵と称し、水を使うものを水墨画と称しています。ちなみに水墨画に色をつけたものは墨彩画と呼んでいます。 ご存じのように、掛軸等でみられるような中国式山水画(南画)や、禅画、達磨、龍、花鳥図といった「古代墨画」に対し、私ども同好会は、豊田照夫元講師(故人)の指導のもと、現有の風景や建物を主とした「現代水墨画」を描いております。 山水画、風景を描くにしても、現実にマッチした程度あるリアリテイが望まれますが、決して全面写実的に描くことは望んでいません。 全面写実的に描くのならばむしろ写真を撮っていた方がましであるという観点からであり、写実的に描くことは水墨画の良さを損なわれるという趣向からです。 水墨画の良さは、「暈し」、「滲み」、「掠れ」の三要素に加え、省く、替えるといった「省略」という自分なりの創造性が加えられることです。無駄なものは省く、自分が表現したい主とは何かを明確にすることで、描く人の意図が的確に伝わっていくことが狙いでもあります。 水墨画の良さとして、墨と水と筆に紙さえ揃えば即座に描けるので、他の絵画より至って容易に取り組めます。墨も墨汁のチューブが市販されておりますので、いちいち硯で摺ることもなく手間暇が省けるのです。 筆に水と墨を浸し、白い紙に思い切って筆を転じると・・・、純白な紙には、濃墨の滲みが広がり一遍の画が生じ、至って単純で難しい論理は不要なのです。 是非描いてみたいと希望する方は、¨筆おろし¨の感動の一場面を体験してみませんか。 旅で見た山川、心に残った情景の感動を絵にするのです。何を描いても自由です。 失敗は考えずに思い切って筆をとることで、次なる修正に次ぐ修正が向上への源になり、何度も何度も描くことで向上への路が拓けてきます。 初めての方でも、意欲と執着心があれば半年で得心できるでしょう。 |
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水墨画を描いてみたいという方は、是非ご相談ください。 お待ちしております。 |